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操体法のお話 その②

こんにちは。
光笑庵主 島田です。

前回、操体法のお話で、身体の不調は「体の歪み」が原因で、そこから機能障害~器質破壊につながることをお伝えしました。

では「体の歪み」はどの様にして生まれるのでしょうか?

私達は二足歩行動物として、常に地球の重力に抗って生活しています。
その基軸は「骨盤」と「背骨」であり、それを支えるのが筋肉等の軟部組織です。

背骨は生理湾曲と言って緩やかなS字カーブを描き、それが上半身の重みを効率よく分散させてクッションの役割をしていますし、骨盤は上半身と下半身をつないで全身を支える土台の役割や内臓、生殖器を守る役割をしています。

これが様々な原因で背骨と骨盤が本来の位置から傾くと、コリや痛みが生じたり、内臓の不調等全身の健康に影響を及ぼします。

これが「体の歪み」であり、それに伴う機能障害、器質破壊です。

「体の歪み」を引き起こす原因は様々ですが、主なものとしては

① 悪い姿勢
② 長時間の同じ姿勢(デスクワークや運転、長時間の単純作業等)
③ 一部の筋肉ばかり使う(左右どちらかで荷物を持つ癖等)
④ 運動不足
⑤ 冷え
⑥ ストレス

①~③は一部の筋肉の酷使によって、その筋肉が硬くなる
④は筋力低下による支えとしての機能低下
⑤は血行が悪くなり、筋肉が硬くなる
⑥は自律神経の乱れで血行が悪くなり、筋肉が硬くなる

非常に簡潔ですが、こういったことで筋肉が骨を引っ張り、骨が正常な位置から逸脱するわけで、それを放っておくと、どんどん負のスパイラルに陥ります。

ただ、身体は簡単に歪みますが、簡単に元の正常な位置に戻すことが出来ます

自分の身体を大切に思い、身体の状態を常に気遣う。自分の行動の癖や姿勢を思い、、それを補う簡単なストレッチやトレーニングを日常的に行う

過去に引きずられたり、未来への不安に支配される心を「今」に集中させる。
こんなことを日頃からボチボチやるだけでも、ずいぶんと身体は快調を取り戻します。

「操体法」はただの整体術ではなく、生活全体の「息」「動」「食」「想」と「環境」の同時相関相補関係を改善することで元気で快適な生活を過ごせるという、「体を整えるための哲学」です。

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